ミレニアル世代のお金と健康

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さらなる暴落相場が予想できるなら、なにが最適な投資行動か?

株式相場がとても不安定です。

私もつい先日、楽天VTIで米国株投資家デビューを遂げたのですが、1ヶ月もたたないうちに-15%近い含み損です。

震えます。最強寒波もびっくりなくらい、震えます。

こんな震える相場の中、私たちミレニアル世代の投資家はどんな投資行動をすべきか考えてみました。

 

もし仮に、近い将来にさらなる暴落相場が待っていると予想できるのなら、私たちはどんな投資行動をすべきでしょうか。

 

いきなり投資可能資金を全力投入?

普通はこんな判断はしないでしょう。

では、相場な不安定な期間は静かに買い控え現金を持ち続け、底値で全力投入するのがいいのでしょうか?

もちろん暴落の底値で仕込めればいいのですが、そのタイミングは誰にもわかりません。

暴落の時に、待ちに待ったバーゲンセールだと思って資金を全力投入しても、さらに下げ続けることもあるでしょう。

まだ先に底があると思い待ち続けているうちに株価が上昇し、投資タイミングを失ってしまうかもしれません。

この戦術もあまり筋が良くなさそうです。

では、相場が不安定な期間も耐えてコツコツとドルコスト平均法で積み立てていくのはどうでしょうか?

この方法なら、下落時にもめげずに投資し続けるハートさえあれば、誰でも実践することが出来ます。

結論から言うと、想像以上にこの戦術が有効なことがわかりました。

 

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モデルケースとして、2008年9月1日からVTI積立投資を始めた場合の資産変動をシミュレーションしてみました

毎月1日に1000ドルをドルコスト平均法で積立投資、配当は翌月に再投資するものとします。

また、戦術の効果を分かりやすくするために、シナリオ1(現実の世界)に対して、シナリオ2(暴落のない平穏な世界)と比較してみました。

 

●シナリオ1 現実の世界●

リーマン・ブラザーズが破綻したのは、同年9月15日です。そこから連鎖的に世界規模の金融危機が発生し株価も大暴落していきました。

2008年9月1日に投資をスタートするなんて、残念極まりないタイミングです。

最初の購入から3ヶ月後の2009年3月には、-45%の水準まで落ち込んでいます。

何でこんな時に投資家デビューしてしまったんだろう、と絶望することでしょう。

シナリオ2 暴落のない平穏な世界

現実とは違う、あり得ない想定ですが、リーマン・ショックは起こらず、順調に一定の割合で株価が上がり続けると仮定します。

上昇率は、VTIが始まった2001年6月1日から2018年12月1日までの平均成長率:年+5.45%と仮定します。

こんなことはあり得ないのですが、最高の相場のように感じますね。

 

2009年3月1日の状況

結果的にこのあたりが、シナリオ1(現実の世界)ではリーマン・ショックの底値となりました。当然ですが株価としては、シナリオ1が大きくビハインドです。

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https://finance.yahoo.com/quote/VTI/ をもとに独自作成

ただVTI株価は45%減なのに対して、この期間の積立合計額は23%減に踏みとどまっています。

どんどん株価が下がっている状況でも、ドルコスト平均法でより安値で買い増すことで平均取得単価を下げて、傷を浅く出来ています。

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https://finance.yahoo.com/quote/VTI/ をもとに独自作成

2018年12月29日の状況

さてそれから時は過ぎ、シナリオ1(現実の世界)では株価も回復してきました。シナリオ2(暴落のない平穏な世界)は安定に成長し続けています。

序盤では大きくビハインドだったシナリオ1(現実の世界)の株価も回復し、シナリオ2(暴落のない平穏な世界)を10%程上回っています。

VTI株価について09年から18年で見ると、前半はシナリオ2が優勢、後半はシナリオ1が優勢、トータルではほぼ互角のように見えます。

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https://finance.yahoo.com/quote/VTI/ をもとに独自作成

 

では積立合計額について見るとどうでしょう。

シナリオ1(現実の世界)の圧勝です。

シナリオ1は、今日付の資産価値で222,782ドル、元金に対して+80%というパフォーマンスです。

シナリオ2(暴落のない平穏な世界)は、166,805ドル、元金に対して+35%というパフォーマンスです。

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https://finance.yahoo.com/quote/VTI/ をもとに独自作成

シナリオ1(現実の世界)は、リーマン・ショック直前という残念極まりないタイミングで投資家デビューをしたにもかかわらず、素晴らしい成績です。愚直にドルコスト平均法で積み立てていけば、いずれ訪れる株価の回復期に、大きな利益が生み出されることがわかります。順調に一定の割合で株価が上がり続けるシナリオ2の一見理想的な相場よりも、遥かに高いパフォーマンスを実現しています。

序盤の暴落時にコツコツと一定額を投資し続けることで、効率的に株数を稼ぐことができるため、後半の株価回復期に大きな利益を享受できます。

現時点での株価が高いため評価額も高くなっているのかとも思ったのですが、そうでもありません。仮にシナリオ1(現実の世界)の現時点での株価が、シナリオ2並だったとしても、評価額は201,967ドルという高パフォーマンスです。

 

また驚くべきことに、シナリオ1ではまだ株価がリーマン・ショックから回復しきっていない2009年7月時点で、すでにシナリオ2を積立合計額では上回っています。この時点でのVTI株価は46.5ドル、投資家デビューしたリーマン・ショック前の08年9月の65.4ドルから大きく下回っているのにも関わらずです。理由はシンプルで、株価が底値となる30ドル台を記録した09年3-4月にしっかりと株数を確保できていたからです。

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仮に2019年に暴落相場が訪れる可能性があると思うなら、最適な投資行動は今からドルコスト平均法で積立投資を始めることではないでしょうか

暴落のタイミングを狙って都合よく株を仕込むなんてことは、未来を正確に予想できない私たちには出来ません。

ただ今からドルコスト平均法で積立投資を始めることなら、誰でも出来ます。そしてシナリオ1のような、10年で元金+80%という素晴らしいリターンが期待ですます。また、別に暴落相場が訪れなくとも、シナリオ2のように確実に利益を積み重ねていくことは可能です。

 

もちろんこの戦術も、リスクはあります

長期的な株価低迷

例えば、リーマン・ショックから米国株は10年で十分な回復をしましたが、これが10年経っても回復せず低迷し続ければ苦しくなります。

ただこれまで米国株はこれまでずっと、2,30年スパンでみれば力強い成長を遂げています。米国の人口構成は、日本や中国のように少子高齢化の課題はなく今後も人口は増えていくと予想されており、経済もそれに伴い成長していくと予想されます。もちろん、短期的には景気変動の波を受けることがあるでしょうが、傾向としては成長し続けると私は考えています。また私たちミレニアル世代の投資家は、シニアの投資家や短期で結果を出さなければいけないトレーダーと違い、2,30年間待ち続けることが出来るという圧倒的な強みがあります。なので私たちにとっては、この長期的な株価低迷リスクは非常に低いと考えます。

逆にバブルに乗り遅れる

仮に来年早々に株価が急騰したとします。その場合、のんびりとドルコスト平均法で積立投資をしてしまっていたら、その恩恵を享受することは出来ません。いますぐに投資可能資金を全力投入するのがもっとも良い戦術です。ただ全力投入してしまうと、株価が急騰せずに急落した場合のダメージは大きいです。また株価の動きはランダムウォークなのだから、余計なことを考えずに全力投入するのが理論的には正しいことは理解しているつもりです。ただ頭で分かっていても、私にはなかなかその勇気はないです。。(笑)なので臆病な私にとっては、この機会損失は気になりません。

まとめ

臆病なミレニアル世代の投資家は、もし仮に2019年に暴落相場が訪れる可能性があると思うなら、年明け早々からドルコスト平均法で米国株積立投資を始めるのが最適解なのではないでしょうか。私はそうしたいと思います。

投資は自己責任にてお願いしますね!