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長期投資を始めるなら、特定口座(源泉徴収あり)か(源泉徴収なし)か?

証券会社で口座開設した際、一番困ったのは「特定口座」の項目でした。

解説を読んでもイマイチよく分かりませんでした。

SBI証券|株・FX・投資信託・確定拠出年金・NISA

私と同じように、将来の資産形成のために投資を始めようとしているけど「特定口座」の項目選択で迷っている方、あるいはすでに長期投資を始めているけど今年「特定口座」の源泉徴収あり/なしの変更を検討している方に向けた記事です。

 

「特定口座」とは

証券会社で口座を開設する際、「特定口座」の欄が一番聞きなれない項目だと思います。ざっくり言うと、投資で得た利益への税金をどうやって払うかの選択肢で、3パターンあります。

 

①とにかく何も考えたくないという人は「特定口座(源泉徴収あり)」を選びましょう。自分で確定申告しなくて良いプランです。SBI証券の入力フォームにも、「初心者の方におすすめ」とあります。

 

②「特定口座(源泉徴収なし)」のプランは、確定申告が必要です。メリットは、利益が年間20万円までなら確定申告が不要なケースが多く、その分の所得税(約15%)の払い過ぎを防げることです。確定申告も、証券会社がサポートしてくれるので、それほど大変ではありません。

 

③一般口座は、証券会社のサポートが少なく確定申告の手間が一番大変です。未公開株を購入するには必要ですが、我々投資ビギナーには関係ないでしょう。

 

ミレニアル世代の長期投資には(源泉徴収あり)がオススメ

さて①と②は迷うかもしれません。

”①(源泉徴収あり)プランはラクで良さそうだけど、利益が年間20万円以下なら所得税を払い過ぎてしまうの勿体なくないかな・・?”

と思う方もいらっしゃるでしょう。私もそうでした。

それでもミレニアル世代の長期投資戦略では、①「特定口座(源泉徴収あり)」をオススメします。理由は、まず楽チンな方法で投資の最初の一歩を踏み出すことが大事だと思うことと、それから当初は年間利益ゼロを目指していることです。

年間利益目標:ゼロ円???!!と思われるかもしれません。

 

投資での利益への課税の仕組み

投資での利益は、「売却益」と「配当」の2つあります。

最初の10年そこらでは「売却益」はゼロと考えます。我々ミレニアル世代の目指す長期投資は、基本的に買い続ける戦略です。10年そこらでは売却しません。

安く買って高く売るのが投資の醍醐味かと思いますが、短期的には株価はどう動くかはランダムであり、我々一般投資家はおろかプロでもわかりません。ひとつ信じられるのは、長期的には経済成長とともに株価は上昇するということです。なので数年間で売買するのではなく、20年30年のスパンで投資を積み重ねます。投資額にもよりますが、その頃には十分に年間20万円以上の売却益が期待できるでしょう。

millennial.hatenablog.jp

 

また「配当(分配金)」についても、ゼロの銘柄をオススメしています。それは、配当(分配金)を貰うのではなく再投資に回す方が、長期投資には向いているためです。

確かに毎年・毎月、少しずつでも配当(分配金)を出してくれる方が、嬉しい気はします。ただ我々ミレニアル世代は、配当に頼らなくても一定の収入がある人がほとんどでしょう。であれば、将来の資産形成のためには、配当をもらうのではなく、その分を投資にまわすほうがベターです。

ソニーやアップルのような個別株は、そうした仕組みはありません。

一方、投資信託の中には、自動で配当(分配金)ではなく再投資に回してくれる商品もあります。そうした商品を選べば、配当(分配金)がゼロなので配当への課税もありません。

 

以上の理由から、ミレニアル世代の長期投資戦略においては、楽天VTIやeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のような次の3条件を満たす銘柄を、特定口座(厳選徴収あり)で運用していくことがオススメです。

① 長期的な上昇が期待できる米国株が対象

② 手数料の安いインデックスファンド

③ 分配金を出さず、その分運用に回してくれる

 

楽天・全米株式インデックス・ファンド | 投資信託・ETFのご案内 | 投資信託・ETFなら楽天投信投資顧問

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | eMAXIS

 

「特定口座(源泉徴収あり)」であれば、会社に伝わることもありませんし、確定申告のことを考える必要もありませんし、投資の一歩を踏み出すのに都合も良いと思います!!

 

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