泉佐野市のふるさと納税「100億円還元 閉店キャンペーン」は、大きく話題になり3月末に終了しました。
非常にお得な高還元率で、多くの国民が泉佐野市に寄付金を送ったようです。
一方、総務省は泉佐野市をはじめとする寄付収入の多い4市町に対して、国から市町村への配分金である特別交付税を減額する方針を示しました。
そんな状況にも関わらず、なんと泉佐野市は4月からも同様のキャンペーンを継続実施することを決めました!!すごい勇気です。
この記事では、再開したキャンペーンについて、3月末までのキャンペーンとの違いや、他市町村のふるさと納税と比べて本当にお得なのかをまとめます。
さのちょく4月以降の変更点
Amazonギフト券が貰えるキャンペーンは、3月までと同じように泉佐野市ふるさと納税特設サイトの「さのちょく」経由限定です。
再開したキャンペーンでは、Amazonギフト券10%還元のコースはなくなり、20%還元のコースのみに変更になりました。
◇ 19年3月末まで
◇ 19年4月以降
純粋な還元率としては、10%コースの方がお得だったので少し残念ですね。
とはいえ、20%コースも十分に高還元率です。返礼品の内容や還元率は、3月末までと変わっていません。(一部品切れ商品などは、あるかもしれません。)
例えば、15,000円の寄付で、プレミアムモルツ1ケースとAmazonギフト券3,000円分を頂くことができます。還元率は、およそ60%です。
同じプレミアムモルツを返礼品とする他市町村と比べても、非常に魅力的な還元率です。泉佐野市以外で還元率の高い、笠岡市と比較してみます。
【ふるさと納税】BE-24 サントリー「ザ・プレミアム・モルツ」スチール缶350ml 24本
※楽天市場でふるさと納税を実施する時は、楽天ポイントが貰えます。比較的優遇されている5倍ポイントステータスの方を例に算出しています。
ダントツで、さのちょくが高還元率です。
他のお米や牛肉などの返礼品でも、同様に魅力的な高還元率です。
さとふる・楽天 4月以降の変更点
こちらは大きく変更になりました。
泉佐野市のふるさと納税では、ほとんどの返礼品が対象外となりました。
楽天サイトでは、鉄道模型のみ対象です。お米や牛肉などは、どれも対象外です。
【ふるさと納税】鉄道コレクション南海2000系後期型4両セット
Amazonギフト券をもらえないどころか、ほとんどの返礼品が対象外です。
背景には、3月末に可決された改正地方税法があります。
国の制度 4月以降の変更点
ふるさと納税の還元率を30%以下に規制する法改正がなされます。
この規制を守らない地方自治体は、ふるさと納税の対象外となります。対象外の自治体に寄付をしても、翌年の税控除を受けられなくなってしまいます。
泉佐野市のふるさと納税は、還元率60%近いものが多数あり、このままだと対象外となってしまう可能性が高いと思われます。
ただし法律の施行は6月1日です。5月31日までは、改正地方税法の適用外です。
なので5月31日までは泉佐野市にふるさと納税を実施しても、これまで通り税優遇を受けることができます。
泉佐野市ふるさと納税の対象外にはいつから?
各自治体から総務省への、ふるさと納税の対象自治体指定の申出は、2019年4月10日までです。泉佐野市が総務省に申出する直前(例えば4月9日)に、このキャンペーンを打ち切る可能性もあります。
ただし私はその可能性は、低いと思います。
4月以降もキャンペーンを再開したということは、泉佐野市は今年の申出は実施せず、2019年6月以降はふるさと納税対象外となる覚悟があるように思います。今年の寄付金は、2月から始まったキャンペーンでしっかり確保するという考えかもしれません。
とはいえ少なくとも6月には、この高還元率の制度は終わってしまいます。
賛否はあるかもしれませんが、お得なキャンペーンを活用するなら、早めに泉佐野市「さのちょく」からふるさと納税を行うことをお勧めします!