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花粉症の市販薬|コスパで考えるおすすめ商品

花粉症は辛い。

「花粉さえなければ春は好きなんだけど・・・」

という方も多いと思う。少し古いデータだが、花粉症はもはや日本の国民病で、国民の約3割が発症しているというデータがある。

平成22年度花粉症対策|厚生労働省

ただ、自分が花粉症であることを認めたくないという不思議な心理が働く。

「花粉症と認めたら負けな気がして、あまり薬とかに頼りたくない。」

こう考える方の気持ちは分かる。自分もそうだった。

 

が、花粉症を認めるのは負けでもなんでもない。現状を受け止めれば適切な対策を取れる。本記事ではコスパの高い市販薬を紹介したい。

少しでも同じ悩みを抱える方の参考になれば嬉しい。

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花粉症の薬のメカニズム

花粉症とは、花粉に反応して身体からヒスタミンなどのケミカルメディエーターが放出され鼻水やくしゃみなどのアレルギー反応が起きる現象である。

一般的な花粉症の市販薬は、このヒスタミンという物質の働きをブロックすることで、アレルギー反応を抑える。これらは、抗ヒスタミン薬とも呼ばれている。

第一世代抗ヒスタミン薬

名前の通り、古くからある薬。アレルギー症状を鎮めるエビデンスは確認されているが、一般的に眠気や口の渇きなどの副作用も報告されている。

<市販薬の例>

パブロン鼻炎カプセルS、エスタック鼻炎カプセル、プレコール鼻炎カプセルL

第二世代抗ヒスタミン薬

名前の通り、新しい薬。第一世代と同じようにアレルギー症状を鎮めるエビデンスは確認されているが、第一世代と比べて眠気や口の渇きなどの副作用が少ないことが報告されている。

<市販薬の例>

アレグラ、アレジオン、ザジテン

副作用が比較的少ないこの第二世代抗ヒスタミン薬のうち、ネットでも買える市販薬の値段の違いについて紹介したい。

市販の第二世代抗ヒスタミン薬 価格ランキング

Amazonで買える、第二世代抗ヒスタミン薬(飲み薬)のうち、こちらの5種類について1日分の値段が安い順に紹介したい。価格は2020.3.19時点のものです。

第1位 アレルビ 1日あたり27.8円

    成分:フェキソフェナジン

【第2類医薬品】アレルビ 56錠 ※セルフメディケーション税制対象商品

【第2類医薬品】アレルビ 56錠 ※セルフメディケーション税制対象商品

 

第2位 アレジークHI 1日あたり39.9円

    成分:フェキソフェナジン

第3位 ストナリニZ 1日あたり74.1円

    成分:セチリジン塩酸塩

【第2類医薬品】ストナリニZ 14錠 ※セルフメディケーション税制対象商品

【第2類医薬品】ストナリニZ 14錠 ※セルフメディケーション税制対象商品

 

 第4位 アレジオン 1日あたり99.3円

    成分:エピナスチン塩酸塩

【第2類医薬品】アレジオン20 24錠 ※セルフメディケーション税制対象商品

【第2類医薬品】アレジオン20 24錠 ※セルフメディケーション税制対象商品

 

第5位 アレグラ 1日あたり102.6円

    成分:フェキソフェナジン

【第2類医薬品】アレグラFX 28錠 ※セルフメディケーション税制対象商品

【第2類医薬品】アレグラFX 28錠 ※セルフメディケーション税制対象商品

 

結構値段が違う。しかも同じ成分なのに価格が違うケースもある。

その理由は何だろうか?

アレジークHIは、ジェネリック医薬品

例えば第1位のアレジークHIも、CMでよく聞く第5位のアレグラも、成分はどちらも同じフェキソフェナジンという成分である。用法用量も同じ(1日2回各60mg)。

にも関わらず値段が倍以上も異なる理由の一つは、アレグラは先発医薬品、アレジークはジェネリック医薬品だからである。

- ジェネリック医薬品とは

後発医薬品(ジェネリック医薬品)は、先発医薬品と治療学的に同等であるものとして製造販売が承認され、一般的に研究開発に要する費用が低く抑えられることから、先発医薬品に比べて薬価が安くなっています。後発医薬品を普及させることは、患者負担の軽減や医療保険財政の改善に資するものです。

このため、厚生労働省では平成25年4月に「後発医薬品のさらなる使用促進のためのロードマップ」を策定し取組を進めてきました。さらに、平成27年6月の閣議決定において、平成29年央に70%以上とするとともに、平成30年度から平成32年度末までの間のなるべく早い時期に80%以上とする、新たな数量シェア目標が定められました。

後発医薬品(ジェネリック医薬品)の使用促進について |厚生労働省 より

ジェネリック医薬品は、先発医薬品と一概に全く同じとは言えない。ただし同じ有効成分の薬であるし、厚生労働省も使用を促進しているので、コスパの良い薬として検討する価値はあると思う。ちなみに厚生労働省の資料「抗アレルギー薬種類別にみた後発医薬品割合(数量ベース)2018年3月」によると病院や診療所で処方された抗ヒスタミン薬のうち、73.7%がジェネリック医薬品だったそうだ。

またアレグラは、市場のリーディング商品なので、ある程度の広告宣伝費を投入している分、コストが高くなっていると考えられる。そういう意味でも、ほとんど広告宣伝費を使っていないであろう、アレルビやアレジークHIは、コスト的にメリットのある薬だと思う。

アレジークHI60錠(30日分)は、アレグラと同じ成分で半額より安い

アレジークHIやアレルビは、あまり知名度は高くないかもしれないが、CMでもお馴染みのアレグラ と同じ「フェキソフェナジン塩酸塩」が同じ成分量含まれている。60錠(30日分)で1,000円前後(1日あたり約35円)と、抗アレルギー作用のある市販薬として価格が魅力的な商品だと思う。

【第2類医薬品】アレルビ 56錠 ※セルフメディケーション税制対象商品

【第2類医薬品】アレルビ 56錠 ※セルフメディケーション税制対象商品

  • 発売日: 2016/11/25
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
 

またこちらの記事では、花粉症の市販薬についてコスパ以外の側面でも比較している。薬局の薬剤師さんなどに相談しながら自分にあったコスパの良い薬を選ぶ一助になれば幸いである。

www.millennial-s.com

 

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