琥珀色のブックエンド

well-beingの実現がライフワーク

会社員は、つみたてNISAより確定拠出年金から始めるべき

人生100年時代、将来のお金について考え始めた20代30代も多いでしょう。

銀行の定期預金金利が0.01%しかない今、投資は有力な選択肢の一つです。

つみたてNISAと確定拠出年金(iDeCo)はどう違うの?

どっちがよりお得な制度なの?

投資について調べ始めると、「つみたてNISA」「確定拠出型年金」という言葉をよく耳にするけれどよく分からん、と悩む方もいると思います。(私はそうでした。)

そうした方のために、なるべく具体的に2つの制度を比較します。

確定拠出年金(iDeCo)の税控除の威力

2つの制度は、どちらも投資を普及させるための国の制度です。

もっと株式市場が盛り上がることと、国民自身が国や会社になるべく頼らず自前で老後資金を貯めることとを狙って作られた制度です。

なので、通常は20%かかる運用益が「ゼロ」になる非常にお得な設計になっています。なお2つの制度は併用出来ますが、どちらも利用できる金額に限度はあります。

f:id:millennial:20190217231027p:plain

つみたてNISA/確定拠出年金 比較

 

さらに確定拠出年金(iDeCo)は、投資額に対して所得税・住民税の税控除を受けられるという非常に大きなメリットがあります。

例えば、年収500万円(扶養家族なし)の方が、月に1万円確定拠出年金で投資すると、年間24,300円も税控除を受けることが出来ます。

さらに30歳の方が、毎月1万円を30年間投資した場合をシミュレーションします。

こちらのモデルでは順調に年収アップするケースを想定しています。中央ろうきんのサイトで計算できるので、ご自身の年齢・家族構成・年収をもとに算出してみてください。

30代 独身 年収500万円

→ 年間24,300円おトク

40代 配偶者あり 年収800万円

→ 年間36,500円おトク

50代 配偶者・子あり 年収1200万円

→ 年間40,200円おトク

30年トータルで約100万円も税負担が軽減されます。

年利換算すると、約+1.6%分のインパクトがあります。

過去の実績から米国株を中心とした長期投資をした場合、およそ年利+5%のリターンが期待できます。ただし、マイナスになるかもしれません。

それに対して、確定拠出年金の税控除は、”確実に”+1.6%分を上積みできるというのは大きなインパクトです。(税制改正という不確定要素はありますが。。)

確定拠出年金の注意点

確定拠出年金のデメリットは、原則60歳になるまで引き出せない点です。年金という名前が示す通り、将来のための資産形成が目的だからです。

個人的には、あくまで将来のためのお金なので60歳まで引き出せないのはむしろメリットなのかなという気もします。

確定拠出年金をフル活用する方法

こんなにおトクな制度ですが、意外に周りで活用している人が少ないと感じています。

毎月収入があって将来のために月1万円でも貯金していく余裕があるなら、確定拠出年金(iDeCo)を活用しないのはもったいないなーと思ってしまいます。

またウェルスナビなど、アプリを使ってわかりやすい株式投資を始めたという方もいると思います。投資を身近に感じるためには良いサービスだと思いますが、将来のための長期投資として考えているなら、確定拠出年金がベターです。運用益も非課税で、所得税などの税控除も受けられるのは、確定拠出年金だけです。

企業型 確定拠出年金のない方

もし毎月幾らか将来のために投資する余力があるなら、ぜひiDeCo:個人型確定拠出年金に加入しましょう。最低額5000円から投資が可能です。

ネット証券会社で口座を開設すれば、簡単にスタートできます。

マイナンバーと免許書などの身分証があれば、誰でも口座を開設できます。

もちろんタダです。

iDeCo(個人型確定拠出年金)|SBI証券

企業型 確定拠出年金のある企業にお勤めの方

サラリーマンで多いのが、自分は十分に制度を活用していると思い込んでいるケースです。

確かに、入社研修で、確定拠出型年金を設定した記憶があるよ!

そんな方も多いと思いますが、「投資額」と「投資先商品」は思い出せますか?

● 毎月の投資額を確認してみよう

入社時に運用しているのは会社負担の掛金だけで、本人負担の掛金枠には手を付けていない方も結構いるそうです。

もし投資余力があるのに、確定拠出年金の枠を余しているなら、勿体ないです。

● 投資先商品を確認してみよう

また投資先の商品として、とりあえず元本確保型にしているケースもあると思います。

もちろん元本確保型の商品も悪くないのですが、特に若いうちはリスクをとった商品が良いと言われています。株価は短期的には上がるか下がるか不透明ですが、長期的には上がる確率が高いためです。

一度会社の制度から、「投資額」と「投資先商品」を確認してみることをお勧めします。

余裕があれば、つみたてNISAも併用

確定拠出年金の限度額を超えてさらに投資する余力があれば、つみたてNISAで運用するのが良いのではないでしょうか。所得税・住民税の税控除はありませんが、運用益が非課税というだけでも十分なメリットです。

こちらは万が一途中で必要になれば、いつでも資金を引き出すことが可能なので、とりあえず余裕のあるうちはまとまった資金を投入しても良いと思います。

*確定拠出年金の限度額は、こちらで確認できます。

掛金に限度額などはありますか? | 損保ジャパン日本興亜DC証券

--

確定拠出年金の税控除額はインパクトがあるので、将来のための長期投資をしていく上での最初の投資先としては非常にお勧めです。

人生100年時代を金銭的にも自由に生き抜く手段として、一度検討してみると良いと思います。この先、退職金ゼロ時代や、年齢に伴った昇給カーブを期待できない時代が来る可能性は十分にあります。若いうちからの資産形成は、非常に重要な時代です!