琥珀色のブックエンド

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泉佐野市ふるさと納税 Amazonギフト券は10%か20%、どっちがお得?

2019年5月時点の最新記事は、こちらを参照ください。 

www.millennial-s.com

以下は、2019年2-3月当時の参考記事としてお読み下さい。

よろしくお願いします。

--

泉佐野市が、ふるさと納税100億円還元キャンペーンを実施しています。

メディアでも大きく取り上げられ、また総務省のさらなるお怒りも受けています。。制度の是非はさておき、お得なキャンペーンはミーハーに乗っかるしかありません。

 

キャンペーン還元額は、10%還元と20%還元と2種類あります。

・ 通常の順次配送だと 10%還元

・ 5月以降の配送月を指定して 20%還元

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泉佐野市ふるさと納税特設サイト より

トップページにはこう書かれていますが、実は配送方法以外にも違いはあります。

10%還元20%還元どっちが良いのかな?という方のための比較記事をまとめました。

泉佐野市のふるさと納税

泉佐野市はこれまでも積極的にふるさと納税を推進しており、その高い還元率は全国の納税者たちを魅了していました。

ただ総務省の目につき、還元率は30%以内にしなさい、という締め付けがより厳しくなっています。

そこで泉佐野市は、最後の閉店キャンペーンということで、この2月3月限定で通常のふるさと納税の返礼品に加えて、10%ないし20%のAmazonギフト券までプレゼントするという大判振る舞いを見せてくれています。嬉しいですね。

 

100億円キャンペーンの参加方法|特設サイトさのちょく限定

参加するには、泉佐野市のふるさと納税サイトに直接アクセスする必要があります。

仲介サイト経由では参加できません。

http://www.city.izumisano.lg.jp/kakuka/koushitsu/seisaku/menu/furusato/

現状、土曜日の夜ということもあり、非常にアクセスしにくい状態です。

私は木曜夜にアクセスしたのですが、その時もサーバが混み合ってアクセス出来なくなることも多々ありました。(体感として3PVに1回くらいアクセス出来ない状態でした)ただ途中でアクセス出来なくなっても、カートの中身はちゃんと残っているので、それほどストレスは感じません。

昨日、金曜日の朝は問題なくアクセス出来たので、気になる人は火曜の朝まで待ってもいいかもしれません。

 

返礼品のコンテンツ

さすが泉佐野市です。ビールに和牛に三陸いくら等々、非常に充実しています。南海電車の鉄道模型もあります。ご当地色があっていいですね。

泉佐野市ふるさと納税特設サイトから引用して、何件か紹介します。

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黒毛和牛一頭セット5kg(4等級以上) 100,000円 / 150,000円

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南海リアルNゲージ2000系後期型4両セット 54,000円 / 81,000円


ちなみにペコちゃんグッズは、品切れのものが多かったです。

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リアルアクションヒーローズペコちゃん

ちょっと欲しくなりますね。

不二家のネットショップでは普通に買えるので、気になる方はどうぞ!

リアルアクションヒーローズ ペコちゃんの通販|不二家「ファミリータウン」

 

Amazonギフト券10%コースと20%コース どっちが高還元?

基本的に返礼品のコンテンツ自体は、同じだと思います。(全部確認したわけではないので、ご了承ください。。)

大きく異なるのは、返礼品の送付タイミングと寄付金額の2点です。

20%還元コースは、送付タイミングが5月以降なのと、同じ返礼品でも寄付金額が1.5倍必要になるという違いがあります。割高に感じる方も多いでしょう。

例えば同じ「プレミアムモルツ1ケース」でも、10%コースだと10,000円の寄付額でOKなところ、20%コースだと15,000円の寄付額が必要になります。

 

わかりやすく、30,000円分ビールを選択したとすると以下のようになります。

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10%還元 / 20%還元のちがい

プレミアムモルツのケース価格は5,910円(2019.2.9時点)なので、10%コースの還元率は69%、20%コースの還元率は59%と、単純に還元率では10%コースの方がお得です。

送付時期の違いより、還元率の違いの方がインパクトあるように思います。

 

気になる返礼品があれば、10%コースがお得だと思う

さて10%か20%かどちらがお得がということですが、自分の寄付限度額内で気になる返礼品がある方は、還元率の高い10%コースがおすすめです。

  • 高額納税者で寄付限度額が高く、返礼品を持て余す方
  • ビールや和牛・マグロ・イクラ・米などのグルメ品はいらないから、Amazonギフト券をもらって本や自分の好きなものを欲しい方

以外は、10%コースでいいように思います。

(参考:寄付限度額の目安は、こちらで確認できます。)

総務省|ふるさと納税ポータルサイト|ふるさと納税のしくみ|税金の控除について

少しでも節約をして米国株投資に回したい、という方も米や豚肉などの生活必需品を返礼品として選べば生活費節約になってお得かと思います。

 

またふるさと納税した寄付金の使い道を、指定することが出来ます。

私は本が好きなので、少しでも泉佐野市の読書環境が向上すればいいなと「本の泉プロジェクト」を指定しておきました。

納税するにもこういう楽しみがあるといいですね。

今回選んだ和牛やイクラなどを美味しく頂くが楽しみです!

 

millennial.hatenablog.jp

 

Amazonギフト券がもらえる、泉佐野市公式サイトはこちらです。 

furusato-izumisano.jp

つみたてNISAの将来価値 -今の1万円は35年後に幾らになるか?-

投資や経済の勉強をかじると、”将来価値”という言葉が出てきます。

今持っている1万円が、何年か後に幾らの価値になるか、という概念です。

 

つみたてNISAを活用して35年間運用したら、どのくらいの将来価値になるか気になったのでシミュレーションしてみました。

今からつみたてNISAを始めようか迷っている方、あるいはすでに始めているけどこのまま続けるか考えている人に、この記事が参考になればと思います。

 

つみたてNISA 35年運用シミュレーション

つみたてNISAをフル活用し、米国株インデックス投資信託に毎週7,500円を投資し続けた場合をシミュレーションしたところ、35年後には3,542万円になるという結果が出ました。

この試算では、年平均+5%成長という、米国株への長期投資であれば過去の実績からも十分に期待できる数値で計算しています。 

millennial.hatenablog.jp

この試算では、初年度に投資した40万円は、35年後には約195万となります。

つみたてNISAを活用すれば、将来価値は5倍になる計算です。

今の1万円は、投資にまわせば35年後に5万円になって受け取れるということです。

想像以上のインパクトでした。

今の1万円の35年後の将来価値は5万円

(※繰り返しですが、年平均5%成長と仮定した場合です)

こう思うと、お金を使うことへのハードルが少し高くなる気がしますし、節約する意義が今よりもずっと大きく感じられるようになると思います。

生活必需品は除いたとして、それ以外の可処分所得は、極論すれば5倍の値段を払っても良いと思える物にだけお金を使うべきと考えることもできます。

5倍の値段を払っても価値のあること

ちなみに私はお金は貯めること自体には意味はなく、使うことにこそ意味があると思っています。特に、今しかできない体験など、使うところにはしっかり使うべきだと考えます。

例えば、

  • 学生時代からずっと憧れていた、50万円のブランド物のバックを1つだけ買う
  • 両親の退職祝いに10万円の温泉旅行をプレゼントする
  • 恋人と1泊10万円の高級ラグジュアリーホテルに泊まる
  • 健康のために+150円分野菜を買って献立を増やす

などなどミニマリストからしたら無駄に思えるかもしれない出費であっても、人生を充実させるための買い物であればしっかり使うべきだと思っています。

自分の価値観に沿っていて意義が大きいと思える経験は、仮に5倍の値段を払っても意味のある買い物だと思います。

 

また自分の時間や余計なことを考える手間を省いてくれるアイテムは、人生の効率を大幅に高めてくれるので意味のある買い物だと思います。

例えばルンバが良い例です。実際に掃除する手間が省けるだけでなく、そろそろ掃除しなきゃと考えなくてすむココロの余裕が、想像以上のメリットです。部屋が汚くなってきたなと思うことが無くなるのは、本当にとても快適です。

5倍の値段を払う価値はないもの

ただ、なんとなく浪費するコストについては、将来価値が5倍になると仮定して本当に必要か一度自問自答してみることが重要なのではないかと思います。

安いからという理由だけでする買い物も、これに当てはまるでしょう。

そういった意識を持つことで結果として節約もでき、さらに投資に回せる余裕も生まれてくるでしょう。

つみたてNISAで、お金への意識も変わる?

まずは将来価値の意識を持つためにも、少額でも良いので、つみたてNISAを始めてみては如何でしょうか。すでに始めている方は、期待値的に5倍相当になる「将来価値」をイメージして引き続き投資を続けつつ、お金の使い方を改めて考えてみても良いと思います。

人生100年時代、うまくお金を活用して、充実した100年にしましょう!

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つみたてNISAにフル投資した場合の、35年後 資産シミュレーション

つみたてNISAとは、少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です

国が認めている節税制度なので、使えるなら使った方が得です。

慎重な投資家は、投資するタイミングに迷うでしょうが、定期的に決まった額を積立投資していくルールにすれば悩む余地もなく安心です。

通常は小分けに投資すると、手数料がかさみ不利ですが、NISA口座だと手数料が優遇されることが多いです。SBI証券や楽天証券などであれば、NISA口座の手数料は無料です!

つみたてNISAで上限いっぱいに投資していった場合、35年後にはいくらの資産ができているかシミュレーションしてみました。

つみたてNISA基本ルール

・つみたてNISA枠での買付可能期間は2037年まで

・20年間の非課税期間を超えた分の利益には、20.315%課税される

・1人1口座、毎年40万円が上限(毎週だと約7,500円)

シミュレーションでの前提条件

銘柄は、米国株のインデックスファンドを購入するとします。

これまで米国株は、長期的なスパンで見れば5~10%程度の年平均成長率を遂げています。

数年の短期的な変動は予測できませんが、35年という長期的な変動であれば、これまでの実績通り成長を遂げると考えます。

millennial.hatenablog.jp

つみたてNISA対象商品は、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)やeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のように、信託報酬も年間0.75%以下の良心的な銘柄ばかりです。

なので控えめに見積もっても、年間5%程度の成長が期待できます。やや悲観的なシナリオとして、年間2.5%成長シナリオも合わせてシミュレーションしてみました。

フル投資した場合のシミュレーション

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毎週7500円を35年間運用した場合のシミュレーション

5%成長シナリオでは、つみたて投資にフル運用(毎週7,500円投資)した場合、35年後には3,542万円の資産形成ができる計算です。

もし同じ額を定期預金に回していたら1,367万円です。その差2,000万円以上です。

 

もちろん上ブレすることもあれば、下ブレすることもあるでしょう。

期待値として、このくらいのリターンができると想定できるということです。

 

35年もあれば時に株価が低迷し悲観的になり投げ売りしたく時も出てくるでしょう。

そんな時も将来の経済成長を信じて、積立投資を愚直に続けていけば3542万円の資産形成が期待できます。

3,542万円の資産があれば、人生の選択肢は広がる

65歳時点で3,500万円確保できることが見えていれば、キャリア終盤に退職金を満額もらうために不本意に会社にしがみつく必要もなく、自由なキャリアを形成できます。

もちろん今の仕事に満足していれば、将来の資産形成に余裕ができることで、お金のためではなく自己実現や価値創出のために働くというマインドがより大きくなり、さらに充実した生活となるでしょう。

 

人生100年時代、70代でも働くのが当たり前になる可能性は大ですが、3,542万円あれば好きなことを好きなタイミングでしてほどほど稼げば十分となるでしょう。

また老後資金は年金や退職金、あるいは継続的に働くことでカバーできるのであれば、つみたてNISAで築いた資産をあなたの夢に投じることも可能です。

 

経済状況やリスク・リターンの考え方は人それぞれ千差万別だと思いますが、つみたてNISAが人生の資産計画の一つの選択肢となれば良いなと思います。

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長期投資を始めるなら、特定口座(源泉徴収あり)か(源泉徴収なし)か?

証券会社で口座開設した際、一番困ったのは「特定口座」の項目でした。

解説を読んでもイマイチよく分かりませんでした。

SBI証券|株・FX・投資信託・確定拠出年金・NISA

私と同じように、将来の資産形成のために投資を始めようとしているけど「特定口座」の項目選択で迷っている方、あるいはすでに長期投資を始めているけど今年「特定口座」の源泉徴収あり/なしの変更を検討している方に向けた記事です。

続きを読む

SPXLは、NISAでの長期投資に適切か?

SPXLは、S&P500に3倍レバレッジを効かせた、ハイリスク・ハイリターンの悪魔的な魅力を持つ投資銘柄です。

私と同じように、SPXLの魅力に心を揺さぶられ、長期投資先として検討している人に、この記事を参考にして頂けたら嬉しいです。

検討の前提となる、このブログの「投資」に関するコンセプトが、こちらです。

  • 20代30代で、将来のために長期投資で資産を築いていきたい
  • 有望な投資先として、成長を続ける米国株に今後も期待している

このコンセプトのもとで、NISA枠でSPXLに投資するのが適切か考えてみました。

「NISA」「SPXL」と検索してみると、主に次のような意見がヒットしてきます。

[賛成派]

  • SPXLはリターンが大きく、NISAの非課税枠をフル活用できる

[否定派]

  • SPXLは運用コストが高く、長期投資には不向きである 

どっちやねん!

ということで、SPXL(S&P500 3倍レバレッジ指数)が得か、VOO(S&P500 指数)が得か、シミュレーションをしてみました。

簡単に用語の説明も加えているので、参考になれば幸いです。

SPXL関連の用語集

S&P 500

米国大型株の株価指標。米国の主要500社により構成されており、米国株式市場の時価総額の約80%をカバーしている。日本でいうTOPIXに近い。

SPXL

米国の ETF(上場投資信託)。S&P500の運用実績(手数料・費用控除前)の3倍のパフォーマンスを目指す。日本の証券会社でも購入可能。経費率0.95%。

VOO

米国の ETF(上場投資信託)。S&P500の運用実績(手数料・費用控除前)との連動を目指す。日本の証券会社でも購入可能。経費率0.03%。

ETF(上場投資信託)

ざっくり言えば、少額から、AppleやGoogleなど様々な企業の株をまとめて購入できる商品。S&P500などの株価指数に連動した動きになるよう設定される。

ETFとは? / 大和アセットマネジメント株式会社

"SPXL"  VS  "VOO" 運用成績を比較!

単純に考えれば、次のような構造になるでしょう。

① 株価が順調に上昇していれば、レベレッジの効いたSPXLが有利
② 株価の成長率が低いと、SPXLのハイリターンも高い手数料と相殺される
③ 株価が横ばい、下落傾向だと、VOOが有利 

気になるのは②の損益分岐点が、どのくらい成長率の時かですね。

5年間のパフォーマンス

18年末に大きく米国株は下げたとはいえ、14-18年の5年間では順調な上昇傾向です。

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S&P500は、平均して年率6%で成長しています。

まさに①のパターンですね。

この期間に、毎月初に300ドルずつSPXLないしVOOに、NISA枠で積立投資をした場合の運用成績はこちらです。

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毎月300ドル x 5年1ヶ月 = 18,100ドル(約200万円)を投資

SPXLは、+ 4134.2ドル(約45万円)の利益

VOOは、+ 2066.2 ドル(約22.5万円)の利益

 

SPXLがダブルスコアで勝利です。

それでもやはり経費率(手数料)が高いので、利益が3倍になるわけではないですね。

 

気になる損益分岐点をシミュレーション

どのくらいの成長率なら、手数料を超えるリターンが期待できるのでしょう。

今回は2014.1以降の株価変動に対して相似形になるよう、各時点の株価変動を調整しました。

上げ下げの傾向は実際の株価変動を反映し、その変動幅を同じ比率で調整しました。

すると、年率1.5%成長あたりが、SPXLとVOOの損益分岐点だと分かりました。

(実際の株価変動に対して、0.225倍という穏やかな変動幅にした場合です。)

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もちろん変動の波形によって損益分岐点は変わってくるとは思いますが、一つのケースとして、およそ年率1.5%以上の成長を期待するなら、NISAでのSPXL投資はアリという結論になりそうです。

POINT

S&P500が年1.5%以上成長すれば、"SPXL"がVOOより有利

年率1.5%の成長を信じ、NISA枠でSPXLに投資するか?

株価は短期的にはランダムな動きをするという考え方があり、私はそれを信じています。

短期的に年率1.5%の成長をするかどうかは、全く未知数です。

長期的には、米国株はこれまでの歴史が示すよう年率1.5%を上回る成長を遂げると信じています。

millennial.hatenablog.jp

NISAの優遇期間である5年間(ロールオーバーしたとしても+数年間)の間に、年平均1.5%の成長を信じられるかというと、微妙です。過去の歴史を振り返っても、5年間を切り取って、年率1.5%成長未満の時期は少なくありません。

残念ながら、NISAでSPXLを購入するのは、私の投資コンセプトには合わなさそうです。

20年間非課税枠で運用可能な「つみたてNISA」であれば、十分にSPXLを選択する余地はあるとは思います。20年30年のスパンであれば、年率1.5%を超える成長を遂げる可能性は極めて高いでしょう。

ただ現時点では、金融庁の指定する「つみたてNISA」の対象商品に、SPXLは入っておらず、つみたてNISA枠では購入することはできません。

つみたてNISAの対象商品 : 金融庁 

SPXLは、NISAでの長期投資に適切か?

ということで、私はSPXLはNISAでの長期投資に適切ではないと判断しました。

コツコツとVTIやVOOのような等倍のインデックス投資を続けていこうと思います。

◇ 同じカテゴリーの記事

つみたてNISAの投資タイミングについて、本記事と同様にシミレーション検討しています。よろしければ、こちらの記事もお読み下さい。

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※本記事における過去の運用結果に基づくシミュレーションは、将来の運用結果を保証するわけではないことはご了承ください。

 

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雑誌の推奨銘柄を買ったら、1年半後のパフォーマンスはどうなったか?

こんにちは、mpです。

米国株の長期インデックス投資を始めています。

私も以前は、日本の個別株に興味を持っていました。

マネー雑誌やネット記事で推奨されている企業をチェックして、自分なりに推奨されるロジックが腹落ちした銘柄を厳選していました。

たまたま過去の自分のメモ(2017年5月10日記録)を発見したので、その時にマークした銘柄の1年半後のパフォーマンスを答え合わせしてみました。

私がマークした雑誌の推奨銘柄

  • 配当利回りが高かったり、割安なPERだったりという指標的な要素
  • 自動運転などの成長領域で強い技術を持っていたり、何らかの市場優位性を持っていたりというファンダメンタルの要素

雑誌の推奨銘柄のうち記事内の推奨コメントや会社四季報の情報をもとに、この2つの要素を満たす、こちらの9銘柄をマークしました。

 

明光ネットワークジャパン(学習塾)

KDDI(通信)

SPK(自動車部品)

SUBARU(自動車)

みずほフィナンシャルグループ (銀行)

パイオニア(電機)

日産自動車(自動車)

JVCケンウッド(電機)

積水ハウス(住宅)

 

実際には個別株投資に踏み切る覚悟はできず、投資はしなかったのですが、この9銘柄のパフォーマンスはどうだったのでしょうか? 

推奨9銘柄のその後のパフォーマンス

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9銘柄のパフォーマンス('17.5 - '19.1)

私がメモを残した2017年5月から現在までの約1年半の期間において、TOPIXが期初に対して97%なのに対して、9銘柄平均は期初に対して73%と極めて低調なパフォーマンスです。

また、見事に市場平均(TOPIX)に対して、9戦全敗です。

純粋に市場平均を上回るかどうかが1/2の確率だとすると、9銘柄とも下回る確率は1/512(約0.2%)です。

感覚的には、単なる偶然とは思い難く、雑誌の推奨銘柄はむしろ株価が下がると結論付けたくなります。

実際はこれだけでは偶然なのか必然かは判断はできませんが、少なくとも素人が雑誌の推奨銘柄を吟味して個別株投資を行うのは得策ではないでしょう。

 

結果論でみれば、雑誌の推奨銘柄をもとにあれこれ考えて個別株を買うよりも、TOPIXのインデックスファンドを買う方が良いパフォーマンスだったことになります。

何も考えずにランダムに銘柄を選んで買っていた方がマシだったかもしれません。

雑誌の推奨銘柄の特性を考えてみた

雑誌に推奨銘柄だと特集されている銘柄は、すでに好材料が出尽くしており、その時点が株価のピークだと考えることもできそうです。

またマネー雑誌の編集チームは、読者のニーズをつかむという意味では非常に優秀だと私は思っています。

  1. 多くの読者にはまだ魅力が伝わらないだろうが、成長する可能性の高い銘柄
  2. これ以上成長する可能性はわからない(むしろ低いかもしれない)が、多くの読者がその魅力をよく理解できる銘柄

編集チームがこの2つの銘柄を見出した場合、2に紙面を割くことを優先する心理も働きそうです。

彼らの仕事は、推奨銘柄のパフォーマンスではなく、いかに読者に期待に応えたかで評価されるわけですから。

心理学的に考えてみても、雑誌の推奨銘柄を買うことはあまり得策ではないように思います。

まとめ

少しうがった見方なのかもしれませんが、この結果を真摯に受け止め、今後私はマネー雑誌を参考に個別株投資をすることはないでしょう。

何か期待値の高い相場の流れを掴むことができれば個別株投資をすることがあるかもしれませんが、基本的には安定的に成長の見込める長期での米国株インデックス投資を続けていこうと思います。

millennial.hatenablog.jp

ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉 ―株式投資の不滅の真理

ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉 ―株式投資の不滅の真理

 

 

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素人目線で「○○は30年後になくなるか?」を答えてみた(続)

DIME誌の”「ワープロはいずれなくなるか?」という質問に30年前のメーカー各社はどう答えた?”という記事を受けて、勝手に素人目線で「○○は30年後になくなるか?」を答えてみました。

 30年後の答え合わせが楽しみなので、ネタを増やして続編です。

自動車は30年後になくなるか?

30年前 ➡︎ 乗用車保有台数 約3000万台 ※1

今   ➡︎ 乗用車保有台数 約6000万台 ※1

30年後 ➡︎ 個人保有の自動車はかなり減る

自動車保有台数 - 一般財団法人 自動車検査登録情報協会 ※1出典 

 

この30年で、乗用車の保有台数が倍増していることが意外です。

若者のクルマ離れの記事はよく見ますし、自分の周りを見てもクルマを持っている人は多くなく、てっきり減少傾向かと思っていました。

都心部の若者の車所有率は下がっても、全国的にみれば女性や60代くらいの車所有率は30年前よりも上がっているのでしょう。

 

30年後の未来予想ですが、やはりクルマ離れは進むと考えます。

「ラクに自分の好きなタイミングで移動したい」

という根源的な欲求は、この先も変わらないでしょう。

ただその手段として、1人1台クルマを所有しなくても、アプリで好きなタイミングで好きな場所にクルマを呼びつけて使えるシステムがあればその方が便利だと思います。

まさにMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)です。

MaaS モビリティ革命の先にある全産業のゲームチェンジ

MaaS モビリティ革命の先にある全産業のゲームチェンジ

 

http://www.mlit.go.jp/pri/kikanshi/pdf/2018/69_1.pdf

好きなタイミングで好きな場所にクルマを呼びつけるには、完全自動運転の法制化が必要でしょう。

いちいち運転手がユーザーの元にクルマを届けるシステムでは、コストがかかりすぎます。代行運転のようなものです。

また、いちいちユーザーが所定の場所にクルマを取りに行くのも、少し煩わしいです。今のカーシェアリングです。

完全自動運転が可能になり、好きなタイミングで好きな場所にクルマを呼びつけて使えるシステムができれば、自動車の保有の概念が変わりそうです。

コンビニエンスストアは30年後になくなるか?

30年前 ➡︎ 11,617店(1988年)※2

今   ➡︎ 55,695店(2018年11月)※2

30年後 ➡︎ 現状維持

統計データ|一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会 ※2出典

 

ここ数年はコンビニの店舗数はほぼ横ばいだそうです。

ちょうど必要十分な店舗数に成熟したということでしょうか。

 

30年後の未来予想ですが、この飽和状態が続くと考えます。

「欲しいものを欲しいタイミングで入手したい」

という根源的な欲求は、この先も変わらないと思います。

その手段として、コンビニのような箱モノでなくても、例えばネットで購入してすぐに自動運転の買い物カーやドローンが自分の所まで買ったモノを運んでくれるというサービスができるかもしれません。

ただやはりその場で買うことと比べると、タイムラグは残るでしょう。今この瞬間にこの場所で買えるのと、数十分後に指定の場所に届くのは違います。

ということで、30年後もコンビニは今と同じように近くて便利な小売店として生き残り続けると思います。

ただ24時間営業は、働き手の問題もあるので自動化されたり何かしら変化があるでしょうね。

--

30年後はガラッと未来が変わるだろう、と言いつつ未来予測としては無難な内容になってしまった感が否めません。

30年後に自分で答え合わせをするのを楽しみにしようと思います。

 

またインデックス投資を続けていれば、どの企業が30年後に覇権を握っても、きっと私たちの資産形成の大きな力になってくれるでしょう!

素人目線で「○○は30年後になくなるか?」を答えてみた

こちらの記事が、はてなブックマークでホットエントリーになっています。

30年前のDIMEの人気企画が、企業に質問し、その回答をそのまま紙面に掲載する「業界公開質問状」。「ワープロは、いずれなくなるのですか?」という問いに対する各社の回答が、今読むと衝撃的です(平成元年10月19日号)。

(中略)

 どうですか、すごくないですか? まだワープロを生産している企業の担当として、うかつなことを言えないのもわかりますが、まさかの全否定。まぁ、答えた担当者も30年後に蒸し返されるとは思ってなかったでしょうけど。dime.jp

パソコンが台頭しつつあった平成元年、各メーカーが「ワープロはいずれなくなるのか」という質問について、かなり楽観的な見解を示しています。

キヤノン「ワープロがパソコンに取り込まれることはないでしょう」dime.jp

ここまでメーカーが言い切るのも勇気あるなーとは思いますが、当時はワープロの売上が伸び続けピークの時期だったので、「今後も一般に普及するのはワープロ、PCは一部のユーザー向け」という時代の空気感もあったのでしょう。

もっともDIMEの編集部もコメントしているように、東芝や松下のような当時のワープロメーカーとしては、PCの普及を予測していたとしてもこう答えるしかないでしょうけどね。いくつかの企業は、実際はPCの研究開発に取り組んでいたと思います。

 

ワープロの件に限らず、未来予測の答え合わせって面白いですよね。

30年間でこんなにも世界は変わるんだなということを改めて気付かせてくれます。

ということで新春の余興として、素人目線で「○○は30年後になくなるか?」を答えてみたいと思います。30年後に自分で答え合わせするのが楽しみです!笑

スマホは30年後になくなるか?

30年前 ➡︎ 平野ノラが持っているような巨大な移動式電話

現在  ➡︎ iPhone Xs

30年後 ➡︎ あり続ける

 

通信技術の発達により、スマホで扱える情報はさらに圧倒的に増えるでしょう。

その中で、情報処理をして視覚情報として伝えるデバイスとして、スマホの完成度は非常に高いと思います。

昔は巨大なコンピュータでないと出来なかった情報処理が、ポケットに入るスマホでも出来るようになっています。小さければ良いかというと、小さすぎると視覚情報を扱うデバイスとして不自由です。現に最近のiPhoneは、数年前のモデルより画面が大型化しています。

今のスマホは、情報処理をして視覚情報として伝えるデバイスとして”ちょうどいい”性能とサイズの完成形なので、30年後もあり続けるのではないかと思います。

もっとも30年後も、iPhoneが今のシェアを保っているかはわかりません。

 

一方で、視覚情報以外として伝えるデバイスも誕生する可能性はあると思います。

例えば、聴覚情報端末です。

インナーイヤホンのような形の端末で、ユーザーの行動に反応して情報を伝えてくれる端末です。一度乗り換え案内を検索したら、いちいちスマホを取り出して操作しなくても、駅の電光掲示板を見れば最適な電車をイヤホンから教えてくれる、みたいな。

検索エンジンは30年後になくなるか?

30年前 ➡︎ 百科事典

現在  ➡︎ Google検索

30年後 ➡︎ もう少し個別化しそう

ここ何年もGoogle検索を使わない日はありません。まさにGoogleは神です。

 

一方で、今の大学生はGoogle検索よりもInstagramで検索を活用しています。週末に行くランチの店を決めるにGoogle検索よりも、インスタで調べて美味しそうな投稿がされているお店に行くのです。

週末のランチを決めるときに知りたい情報は、文字情報よりも、ビジュアル情報です。お店の雰囲気や客層を、インスタの投稿写真から感じ取るのが一番効率的です。

自分と共感する感情を検索したいときは、twitterを活用することもあるでしょう。

アカデミックな情報を検索したいときは、Google Scholarを使います。

 

 

検索エンジン自体が無くなることはないでしょうが、今よりももっとシーンに応じて個別最適化した検索スタイルになるような気がします。

 

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やはり30年後の世界の変化を予測するのは非常に難しいことが改めて実感できました。

これを踏まえてミレニアル世代の投資戦略を考えると、やはり徹底的な分散投資が我々の最適解だと思います。ということで、今後も楽天VTIなどのインデックス投資を地道に続けていこうと思います。

2050年の技術 英『エコノミスト』誌は予測する (文春e-book)

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さらなる暴落相場が予想できるなら、なにが最適な投資行動か?

株式市場において、暴落相場は付き物です。

私も2018年12月に楽天VTIで米国株投資家デビューを遂げた際、1ヶ月もたたないうちに-15%近い含み損を抱えることになり、最強寒波もびっくりなくらい震えました。

そして2020年春にはコロナショックです。

もし近い将来に、さらなる暴落相場が待っていると予想できるのなら、私たちはどんな投資行動をすべきでしょうか。 

底値で投資可能資金を全力投入

なかなかこうした判断は難しいものです。

底値で全力投入するのが理想ですが、そのタイミングは誰にもわかりません。

暴落の時に、待ちに待ったバーゲンセールだと思って資金を全力投入しても、さらに下げ続けることもあるでしょう。

まだ先に底があると思い待ち続けているうちに株価が上昇し、投資タイミングを失ってしまうかもしれません。2020年コロナショック相場において、4月以降に2番底が来ると信じて買い時を失った投資家も少なくないと思います。

この戦術は、あまり筋が良くなさそうです。

ドルコスト平均法で耐える

では、相場が不安定な期間も耐えてコツコツとドルコスト平均法で積み立てていくのはどうでしょうか?この方法なら、下落時にもめげずに投資し続けるハートさえあれば、相場師ではなくても誰でも実践することが出来ます。

結論から言うと、想像以上にこの戦術が有効なことがわかりました。

ドルコスト平均法シミュレーション

モデルケースとして、リーマンショック前の2008年9月1日からVTI積立投資を始めた場合の資産変動をシミュレーションしてみました

戦術の効果を分かりやすくするために、シナリオ1(現実の世界)に対して、シナリオ2(暴落のない平穏な世界)と比較してみました。

● シナリオ1 現実の世界

リーマン・ブラザーズが破綻したのは、同年9月15日です。そこから連鎖的に世界規模の金融危機が発生し株価も大暴落していきました。

2008年9月1日に投資をスタートするなんて、残念極まりないタイミングです。

最初の購入から3ヶ月後の2009年3月には、-45%の水準まで落ち込んでいます。

何でこんな時に投資家デビューしてしまったんだろう、と絶望することでしょう。

● シナリオ2 暴落のない平穏な世界

現実とは違う、あり得ない想定ですが、リーマン・ショックは起こらず、順調に一定の割合で株価が上がり続けると仮定します。

上昇率は、VTIが始まった2001年6月1日から2018年12月1日までの平均成長率:年+5.45%と仮定します。

こんなことはあり得ないのですが、最高の相場のように感じますね。

毎月1日に1000ドルをドルコスト平均法で積立投資、配当は翌月に再投資するものとします。

シミュレーション結果は、こちらです。

リーマンショックの底値時(09年3月)

現実ではリーマン・ショックの底値となった、2009年3月時点での比較です。

当然ですが株価は、リーマンショックの起きているシナリオ1が、リーマンショックの起きていないシナリオ2に対して大きくビハインドです。

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https://finance.yahoo.com/quote/VTI/ をもとに独自作成

ただVTI株価は45%減なのに対して、この期間の積立合計額は23%減に踏みとどまっています。

株価が下がっている状況でも、ドルコスト平均法でより安値で買い増すことで平均取得単価を下げて、傷を浅く出来ています。

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https://finance.yahoo.com/quote/VTI/ をもとに独自作成
リーマンからの回復後(18年12月)

さてそれから時は過ぎ、シナリオ1(現実の世界)では株価も回復してきました。

シナリオ2(暴落のない平穏な世界)は、安定して成長し続けています。

VTI株価について09年から18年で見ると、前半はシナリオ2が優勢、後半はシナリオ1が優勢、トータルではほぼ互角のように見えます。

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https://finance.yahoo.com/quote/VTI/ をもとに独自作成

 

ではリーマン前から10年半の運用成績はどうなるでしょうか?

シナリオ1(現実の世界)の圧勝です。

シナリオ1は、222,782ドル、元金に対して+80%というパフォーマンスです。

シナリオ2(暴落のない平穏な世界)は、166,805ドル、元金に対して+35%というパフォーマンスです。

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https://finance.yahoo.com/quote/VTI/ をもとに独自作成

シナリオ1(現実の世界)は、リーマン・ショック直前という残念極まりないタイミングで投資家デビューをしたにもかかわらず、素晴らしい成績です。

愚直にドルコスト平均法で積み立てていけば、いずれ訪れる株価の回復期に、大きな利益が生み出されることがわかります。順調に一定の割合で株価が上がり続けるシナリオ2の一見理想的な相場よりも、遥かに高いパフォーマンスを実現しています。

 

序盤の暴落時にコツコツと一定額を投資し続けることで、効率的に株数を稼ぐことができるため、後半の株価回復期に大きな利益を享受できます。

現時点での株価が高いため評価額も高くなっているのかとも思ったのですが、そうでもありません。仮にシナリオ1(現実の世界)の現時点での株価が、シナリオ2並だったとしても、評価額は201,967ドルという高パフォーマンスです。

 

また驚くべきことに、シナリオ1ではまだ株価がリーマン・ショックから回復しきっていない2009年7月時点で、すでにシナリオ2を積立合計額では上回っています。

この時点でのVTI株価は46.5ドル、投資家デビューしたリーマン・ショック前の08年9月の65.4ドルから大きく下回っているのにも関わらずです。理由はシンプルで、株価が底値となる30ドル台を記録した09年3-4月にしっかりと株数を確保できていたからです。

ドルコスト平均法の強み

シミュレーションで示されたように、今後またさらなる暴落相場が訪れる可能性があると思うなら、最適な投資行動はドルコスト平均法で積立投資を始める/続けることではないでしょうか。

暴落のタイミングを狙って都合よく株を仕込むなんてことは、未来を正確に予想できない私たちには出来ません。

しかし未来を信じて、ドルコスト平均法で投資を続けることは可能です。

この戦略は、数十年後の未来を信じることができる、20代30代の一般投資家の特権です。短期で利益を出さなければならない機関投資家や、近いうちに出口戦略(投資資金の現金化)を考えなければいけないシニア投資家とは違います。 

POINT

ドルコスト平均法で耐え続ければ、暴落はむしろメリット

特に投資期間を長くとれる、若者にふさわしい戦略

ドルコスト平均法のリスク

長期的な株価低迷

例えば、リーマン・ショックから米国株は10年で十分な回復をしましたが、これが10年経っても回復せず低迷し続ければ苦しくなります。

ただこれまで米国株はこれまでずっと、2,30年スパンでみれば力強い成長を遂げています。米国の人口構成は、日本や中国のように少子高齢化の課題はなく今後も人口は増えていくと予想されており、経済もそれに伴い成長していくと予想されます。

もちろん、短期的には景気変動の波を受けることがあるでしょうが、傾向としては成長し続けると私は考えています。また私たちミレニアル世代の投資家は、2,30年間待ち続けることが出来るという圧倒的な強みがあります。

なので私たちにとっては、この長期的な株価低迷リスクは低いと考えます。

バブルに乗り遅れる

仮に来年早々に株価が急騰したとします。その場合、のんびりとドルコスト平均法で積立投資をしてしまっていたら、その恩恵を享受することは出来ません。

いますぐに投資可能資金を全力投入するのが、もっとも良い戦術です。

ただ全力投入してしまうと、株価が急騰せずに急落した場合のダメージは大きいです。

次の暴落相場への準備

ミレニアル世代の一般投資家には、ドルコスト平均法が最適解と考えます。

数十年スパンでの長期的な株価上昇を信じられるのであれば、次の暴落相場もむしろ絶好の買い場です。底値で一気に買う判断は難しいと思いますが、予算の範囲内で買い続けることが誰でも出来ます。耐えて信じる気持ちさえあれば。

先行き不安定な時代でありますが、私は未来を信じてドルコスト平均法を続けてみたいと思います。

「確定拠出年金」や「つみたてNISA」は、ドルコスト平均法に沿った投資に最適な非課税制度です。うまく活用して、人生100年時代に備えたいですね。

投資は自己責任にてお願いします。

書評『ウォール街のランダム・ウォーカー』に学ぶ、7つの投資のエッセンス

様々な投資本や投資ブログでも引用され、投資の世界的バイブルとも言えるのが『ウォール街のランダム・ウォーカー』という本です。

投資を始めるにあたって、まずはこの本の内容さえおさえておけばOKだと思います。

が、初心者が読むには、少しハードな面もあると思うので、本書から学ぶ7つの投資のエッセンスをまとめてみました。

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